ラウンジセミナー「頭の中を書き出してみる」を開催しました
2020年1月29日(水)10:30~12:00で、演劇ユニット『ひびこと』代表 劇作家 文月 奈緒子 氏をお迎えし、「頭の中を書き出してみる」というテーマでお話しをいただきました。
「自分の気持ちを文章に書きだす」ということは、簡単そうにみえてもなかなか難しく、どこから初めていいのかわからないままペンを置いてしまった…という声も耳にします。日常生活の中でも、パソコンや携帯電話が普及し、気づいたことをメモに残すことや文章を書くこと自体が減ってきました。今回のテーマでセミナーをご案内したところ、たくさんのお申し込みをいただき、書くことへの興味や関心の高さを知りました。
本日は、「書きたいけれども、書けない。」という悩みをお持ちのお客様に、頭の中を整理するためのヒントを教えていただきました。文章を書くことが得意な人ならば、最初から文章にして書き起こせますが、苦手な人は、気づいたことを付箋に思い付くまま書いていくことから始めることを勧められました。そうすることで、楽しかったことや疑問をもったことは付箋がいっぱいになり、反対に思い入れが無いものは少ししか書けません。そこで、自分の興味の傾向が見えてきます。「それを深めていけばいいのよ。」と言われましたが、そう簡単に言われるとなんだかすぐ出来そうな気がしてくるのが不思議です。 書くことで手を動かし、目で見て確認する(音読がお勧め)、そこから整理すると本質が見えてきます。好きなものや苦手なこと、これまで気づかなかった自分を発見することにも繋がり、漠然とあった苦手意識も、書き出すことで整理されていきます。書くことで問題が解決!とはいきませんが、そのモヤモヤの原因がはっきりしてきます。「明確にすることで、対処方法が見えてくるかもしれませんよ。」文月氏の言葉は魔法のようです。
さらに、読みやすい文章の書き方のコツとして、「敬体・常体」の使い分けや、使用する単語や言葉のレベルを統一することなどプロの手法を聞きました。 最後に、書きやすい環境の話になりました。もしかすると、文章が書けないのは、環境のせいかもしれません。「自分の書きやすい環境を見つけると、言葉が降りてくるんです。」会場の皆さんも感心して大きく頷いていました。
軽食タイムには、弊社飲食事業部 一乃庵.の和食メニューをご賞味いただきました。
以下はアンケートに寄せられたお客様のこえです。
- 最近モヤモヤや不安がありました。まず頭の中の整理が大事と分かりました。手、目、耳、口を使い頭の中を書き出しはっきりさせることをやってみたいと思います。自分の人生の振り返りを、今日教えていただいた方法でやってみたいと思います。そしての残り少ない人生をちょっと豊かにしたいと思います。断捨離は物だけでなく頭の中も!ですね。
- 心の健康は、文字にすることでアップできることが知れて良かったです。
- 書くことが苦にならないように感じました。大変参考になりました。
- 常に書くことに遠ざかっていました。頭の中の整理の必要さを感じました。体を動かすことが多く書くことに関心が向いていなかったが、今回のセミナーで新しいことに向き合えました。
- 〝書くこと〟頭の体操としてより書く機会を増やそうと思いました。充実したセミナーでした。
- 自分も頭の中でイメージすることは常にしていましたが…、これからは書く事をしていきたいです。
- 以前、他のセミナーで自分史講座を受けたものの、どうポイントを見つけたら良いのか思案あぐねていました。今日先生の講座で具体的な構成まで教えていただきましたので、出口が見えてきました。来て良かったです。ありがとうございました。