ラウンジセミナー「仙台歴史今昔散歩」を開催しました
2019年12月4日(水)10:00~13:00で「仙台歴史今昔散歩」と題し、お散歩セミナーを開催いたしました。街歩きのセミナーは今回で3回目の開催となります。今回も講師は、おさんぽ人 遠藤 瑞知さんにお願いしました。
これまでは、仙台城まで歩いたり、一番町界隈の河岸段丘を探ったりする歴史を感じる街歩きを行ってきました。今回は、「私たちの現在を感じることも歴史だよ」というテーマで、仙台駅から街歩きが始まりました。碁盤の目のような真っ直ぐの道が走っているのが城下町のイメージでしたが、ペデストリアンデッキから見ると、青葉通りが曲がっていることを紹介され、その理由に戦後の歴史があることを知りました。また、古い写真と現在の風景を見比べ、ビルが無くなることで、街の雰囲気が変わることが分かりました。日々の生活の中で変わりゆく街並みも、「これも現在(いま)見える歴史なんですよ。」という説明に、参加された皆さんの『あぁ~』という声が聞かれました。
ハピナ名掛丁のアーケードでは、大手門を模したディスプレイが掲げてありますが、そこで遠藤さんから、「門の表と裏で、違いがあるのはわかりますか?」とクイズが出されました。よく見ると大きな違いがあるのですが、『しょっちゅう通っているけど、気づきもしなかった!』『私もボゥ~っと歩いてました…』と街のトリビアに驚いていました。ハピナ名掛丁とクリスロードの境目が斜めなこと、商店街によってアーケードの形が違うことなどの説明もされました。七十七銀行 新伝馬町支店の前では、「銀行や郵便局など昔からある建物には、古くからの町名が残っていることがあります。ここもそうです。他の街を旅した時にも町名と違う支店名を見つけた時には、昔の町名かな?と推理してみるのも楽しいですよ。」と街歩きのコツを披露されました。
東二番町通にある日本の公共図書館の始祖「青柳文庫」について説明を受けました。車で走っていると見かける看板ではありましたが、改めて説明を聞き、身近な偉人を感じました。
身近な街歩きツアーをもっと増やしてほしい!という声を沢山いただきました。次回は暖かくなったころに、企画したいと思います。
以下はアンケートに寄せられたお客様の声です。
- 街歩きのセミナーは初めてでしたが、楽しく学ぶこと出来ました。歩きのコース・時間も丁度良く説明も解りやすくとても良かった。又、参加したいです。
- 歴史に興味が有り、江戸から戦前の町造りを自分で調べたりしましたが、現在の眼で見ることのおもしろさを教えていただき感謝します。大変良かったです。
- 仙台の街なか在住者にとって、地味なテーマのように感じたが、一度は説明を受けながら学び、街を知りたいとの思いで参加。参加してよかった!!知ってよかった!
- 今までなんとなく歩いていた街に、沢山の宝があった事を、とても良く勉強できました。これから通る場所に関心を持ちながら歩きたいと思います。
- 仙台に住んで50年近くになりますが、知らない事が多かったこと、そして何気なく見過ごして歩いている事を実感しました。街の変化に気付けるように、気を付けて歩きたいと思います。
- 初めての参加でした。街を歩く時ただ目的に向かって歩くだけで、今日のように目をあちこちに向けるということがなく、ただ目的に向かっていただけでした。いろいろ教えていただいて、町を見る気持ちが少し変化したのかも知れません。このセミナーをもう少し増やして頂けると嬉しいです。
- 初めての参加だったけれど、人との触れ合い、知らなかった事を知れた喜びがあった。運動も出来たし、美味しい食事も出来て、沢山の喜びがありました。
- 少し寒かったですが、へぇ~そうなんだと知らないことばかりで楽しかったです。今度、孫に自慢したいですね。講師の方も、声が良く聞きやすかったですね。
ラウンジセミナーは毎週水曜日を基本に生活に役立つ様々なテーマで開催しています。