ラウンジセミナー「声に出して本を読んでみませんか」を開催しました
2019年11月20日(水)13:00~15:00で、講師に俳優・声優、SENDAI座プロジェクトの樋渡 宏嗣 氏をお招きし、「声に出して本を読んでみませんか」と題して、リーディング(音読)の素晴らしさを堪能いただきました。
音読は、インプット(認識する)とアウトプット(表現する)を同時に行うため、脳の血流を増加させ、脳を活性化する効果があると人気があります。今回のセミナーでは、ただ声に出して読むだけではなく、樋渡氏による『贅沢な本読み』を体感いただきました。
樋渡 宏嗣 氏は、文学座、演劇企画集団「座・陽気な守備隊」を経て、現在は「マウスプロモーション」に所属され、俳優・声優として幅広く活躍されています。樋渡氏が今回のセミナーで音読された本は、浅田次郎 作 短編小説「ラブレター」。ラブレターにまつわる、切ない大人のラブストーリーです。とても素敵な小説ですが、樋渡氏の声を通すとさらに感情が込められ、涙が溢れてきます。
朗読が始まると、瞬く間に物語の世界に引き込まれました。そして、物語の展開に合わせた情景が次々と浮かび、複数の登場人物が会話をしているかのような臨場感に、全員が魅了されました。物語の後半では、お客様のすすり泣く姿が、会場後方からもよくわかりました。
朗読後は、せつない物語の余韻が残り、落ち着くまでに少し時間がかかりました。しばらくして質疑応答に入ると、「絵本の読み聞かせ」「詩の朗読」「上手に朗読できるコツ」など、次々に挙手が上がりました。ただ声を出して音読するだけではなく、朗読を楽しみながら健康に、さらにお孫さんへ本の読み聞かせなどにも繋げていただきたいという思いで企画いたしましたが、セミナー終了後に記載いただいたアンケートには、第二弾を希望されるこえが多くあったため、引き続き企画したいと考えております。
本日のティータイムは、弊社飲食事業部 一乃庵.による“パンプキンタルトとフルーツの盛り合わせ”をご賞味いただきました。
以下はアンケートに寄せられたお客様のこえです。
- 情感がこもった素晴らしい朗読でした。作品も良かったし、深く読み込まれての朗読でとても感動しました。読書にはない声に出して読むことの良さを教えていただきました。自分もこれから朗読しながら本を楽しみたいと思います。ありがとうございました。
- 朗読でしっかりいろんな情景を感じながら聴くことは私にとって新しい発見でした。
- 朗読なのにどんどん惹き込まれていきました。目の前に情景が広がり、あっという間の1時間でした。
- 朗読の素晴らしさに感動しました。感情移入することで小説の中の主人公になりきることが出来るのだと思いました。「演じる」、半分演劇だと感じました。作家が何を言いたかったのか理解して読むことが大事だと思いました。
- 最近集中力が無くなってきている自分ですが、すっかり内容に惹き込まれ、情景が浮かんできて感動しました。
- お話を聴いて情景が浮かんできて思わず泣いてしまいました。本当に素晴らしい語りでした。
- 一人でこれだけのことを伝えられるのだなと感じました。すごいですね。私も家で読んでみます。
ラウンジセミナーは毎週水曜日を基本に生活に役立つ様々なテーマで開催しています。