ラウンジセミナー「仙台七夕まつりを知る」を開催しました
平成30年7月4日(水)10:30~12:00で、鳴海屋紙商事 株式会社 営業部 部長 鳴海 幸一郎氏を講師にお招きし、仙台七夕まつりの歴史や七夕の七つ飾りの意味について教えていただきました。毎年、仙台七夕まつり目前のこの時期にあわせ、鳴海氏を講師にお招きしてお話しいただき、好評のセミナーとなっております。
最初に、七夕の七つ飾りに込められた意味について、詳しく教えていただきました。家族への感謝の気持ち、食べ物を粗末にしないこと、道具を最後まで使いきること等、「七夕」を通して大切なことを教えていただいているとご説明いただき、皆様熱心にメモを取られていました。鳴海氏のお話しは毎年でも伺いたいというお客様がいらっしゃいます。理由として、鳴海氏の魅力のあるお話しはもちろんですが、一年に一度、この七夕に込められた想いや歴史を振り返ることで、自分自身を振り返る大切なイベントのひとつでもあるそうです。
また、仙台七夕まつりの舞台裏である作業DVD を鳴海氏の解説付きでご紹介いただきました。お祭り前日の七夕飾りと最終日の撤収作業の紹介だけではなく、使用した竹を撤収して紙にリサイクルするための回収や仕分け等、一連の作業風景についてご説明をいただきました。リサイクルされた紙は、本日講師が配られた資料の用紙として活用されていることを知って驚かれ、皆様大切にお持ち帰りいただきました。
仙台七夕まつりといえば、藤崎様前に飾られている美しくダイナミックな折鶴の七夕飾りが印象に残っている方も多いと思います。こちらの七夕飾りは、東日本大震災以降に仙台市立の小学校120校、中学校63校、仙台青陵中等教育学校、鶴谷特別支援学校の 計185校の子供たちが復興への感謝と将来の夢と希望を願い、取り組まれている『児童生徒による故郷復興プロジェクト』です。この願いが込められた鶴の吹き流し飾りは、展示後、再生紙として甦らせる取り組みがあることをご存知ですか?
今年の 4月22日に行われた羽生結弦選手の祝賀パレードの際に、仙台市長から羽生選手に手渡された表彰状は、プロジェクトの取り組みで子供たちが作った七夕飾りの折鶴をリサイクルし蘇らせた「再生紙」が使用されているそうです。この再生紙は、真っ白ではなく、黄色やオレンジ色の折紙が混じり、一枚一枚風合いが変わります。鳴海氏の「近い将来、再生紙で子供たちの卒業証書を作ってあげることが目標」という言葉には想いが込められており、参加されたお客さまからも応援の声が聞かれました。
清月記は仙台七夕まつりの参加が、今年で6年目の参加となります。
今年もライフスタイル・コンシェルジュ前には、お客様にご協力いただいた折り鶴による七夕飾り「希望の折り鶴」を飾らせていただきます。是非ご家族やご友人を誘ってご覧にいらしてください。
恒例の軽食タイムには、弊社飲食事業部「一乃庵.」の和食メニューをご賞味いただきました。
以下はアンケートに寄せられたお客様のこえです。
- 何気なく見ていた七夕飾りも、今年はしっかり孫達に伝えながら見たいと思います。
- これから七夕を見る目が変わっていくと思います。歴史や作成の裏方など知らなかった事を教えていただき、また七夕が飾られるための作業は本当に大変なのですね。七夕ファンになりました!
- 今日お話を聞けてこれから七夕を見るのが楽しみになりました。子ども達が折った折鶴が羽生選手の表彰状になっていたとはびっくりです。ハガキもいただけて嬉しいです。
- 裏方さんのご活躍があってことと感動しました。ぜひ裏方さんがご活躍されている時間に来たいと思いました。
- 七夕の歴史を知る良い機会になりました。雨の日の楽しみ方、また再生紙として卒業証書になること等いろいろ知る事ができました。ありがとうございました。
- 仙台七夕の新しい発見ができました。それを頭に刻み、見に行きたいと思います。
- 仙台に住んでいて七夕のことは分かっているつもりでしたが、紙屋さんならではのお話が聞けてとてもよかったです。私は昔、鳴海屋さんで七夕のアルバイトをしていました。懐かしいです。
- 神奈川出身です。仙台の七夕飾りは和紙で作られているので素晴らしいです。今日の七夕の説明とても良かったです。ありがとうございました。
ラウンジセミナーは毎週水曜日を基本に生活に役立つ様々なテーマで開催しています。
2018年07月04日