ラウンジセミナー「ウチは大丈夫?本当にあった“争族(そうぞく)の話”」を開催しました
3月2日(水)10:00~12:00で標記セミナーを、講師に相続手続支援センター仙台の丸谷貢平氏をお招きして開催いたしました。
“争族”とは、相続をめぐるトラブルなどを表すときに使用される言葉(造語)です。相続で争わないための生前対策や、相続の現場で実際にあった具体的事例をご紹介いただきながら、親族間で遺産争いにならないための対処方法を教えていただきました。
最初に、財産が多いご家庭よりも、財産が少ないご家庭の方が争われる傾向があることが紹介されました。争族の原因としては、ひと・財産とそれぞれあるものの、「これだけ面倒を見たり、負担をしたのに、どうしてこれだけしかもらえないの?」といった心情や感情の問題が大いに起因することも教えていただきました。相続の問題には、面識もない相続人と遺産分割協議をしなければならない負担や、「もらえるものはもらう」という権利だけを主張する相続人との交渉など、ケースによって内容が様々であることもよく分かりました。
法定相続人については、事前に把握しておくことが可能であるため、想定される問題については事前に対策を講じたり、話し合いをしておくことが重要であることがよく理解できました。財産には土地や不動産のように、簡単に分割できないものもあるため、まずは誰の名義になっているかを調べ、想定される相続人だけが対象になるかどうかも確認しておいた方がよいと感じました。
法律に定められた割合で権利を主張し合うことを避け、誰が被相続人の面倒を最後まで見たのか、各人が生前にどれだけの贈与を被相続人から受けたのか等を包括的に考えながら財産分与について協議することが大切であると実感されたお客様が多かったと思います。相続の問題は家庭によって異なるため、ライフスタイル・コンシェルジュで相続手続支援センター仙台のご担当の方といつでもご相談対応できることを改めてご案内いたしました。
恒例の軽食タイムには、弊社飲食事業部「一乃庵.」のラザニアがメインの洋食メニューをご賞味いただきました。
以下はアンケートに寄せられたお客様のこえです。
- 分かりやすく参考になりました。自分の考えている問題点が明らかになったことが収穫です。
- 何気ない生活にも争族があると分かった。
- 事例を教えていただいて非常に参考になりました。事前の対策が必要だなぁと思いました。
- まだ先の事と思っていましたが、少しずつ準備が必要と思いました。
- 相続の一部でしたが、良い講話でした。もっと掘り下げた内容でシリーズ開催されれば、ぜひ参加させていただきたいと思います。
- 今日はありがとうございました。90分間お勉強して参考になり、今後何か問題がありましたらご相談したいと思います。安心しました。
ラウンジセミナーは毎週水曜日を基本に生活に役立つ様々なテーマで開催しています。
2016年03月02日