2018年11月21日(水)10:30~12:00で、現在アートスペースで作品を展示させていただいているアジト工房 嵯峨 卓氏を講師にお招きし、金属工芸の技法と制作作品について教えていただきました。

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最初に金属工芸の技法として『鋳金(ちゅうきん)』『彫金(ちょうきん)』『鍛金(たんきん)』の3つを教えていただきました。「鋳金」は、溶かした金属を型に流し込んで作成されるもので、馴染みがあるものとして〝南部鉄器〟があげられます。次に「彫金」は字の如く、たがねを用いて金属を彫る技法です。〝仙台箪笥の飾り金具〟や〝ジュエリー〟がありますが、仏具の制作にも用いられる技法です。最後に「鍛金」は、嵯峨氏の作品で用いられる技法ですが、最初の2つとは違い、あまり聞きなれないかもしれません。金属をたたいて形を変えていく技法で、本日は実際に使用されている金槌と当金も各種ご持参いただき、見せていただきました。道具は既存のものがほとんどなく、作り手は、作品に合った道具をご自分で作られるそうです。

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次に実際に展示いただいているアートスペースに参加者全員で移動し、それぞれの作品について詳しくご説明いただきました。作品を分解して、通常は見ることが出来ない作品の内部まで丁寧にご紹介いただきました。作品完成までの行程を知ることで、大変細かい作 業を繰り返し、時間と手間をかけて丁寧に作りこんでいることがよく理解出来ました。

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嵯峨氏の作品は、これが金属!?と驚きの第一印象から、見ている人を自然に笑顔にさせ心を和ませてくれます。それは、嵯峨氏の「金属の〝かたい〟〝つめたい〟〝おもい〟というイメージを覆すような作品を意識して」という思いが込められているようです。

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現在アートスペースで開催している「嵯峨 卓 鍛金の仕事展」は、11月30日(金)までご覧いただけます。入り口から可愛らしいペンギンが、深々と礼をしてお迎えしてくれます。さらにトゲトゲのロックペンギン、ゴスロリの服を纏ったペンギンのヒナから、〝フクラガエル〟をモデルにした可愛らしいカエルたち。どの作品も精巧さに感動し、またダジャレのきいたキャプションにもクスッと笑ってしまいます。
是非見にいらしてください。

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本日の軽食タイムには、一乃庵.の中華点心メニューをご賞味いただきました。

以下はアンケートに寄せられたお客様の声です。

  • 鍛金というものを初めて拝見。宮城県にも素晴らしい作家さんがいらっしゃることに感動。一枚の板から頭で考えて造っていく過程にも感動です、それも短時間に。今日はお話を聞かせていただきありがとうございました。
  • 大変楽しく拝見しました。作り方、見えない所まで丁寧に作られていて、しかもユーモアがあるネーミングとダジャレにウフフと笑いが漏れる作品の数々と、先生の楽しいお話、本当にありがとうございました。
  • まだまだ知らない世界をのぞく機会を頂戴し、貴重な時間をありがとうございました。どの作品も先生のウィットに富んだ性格がにじみ出ており、楽しいものばかりで解説も分かりやすく説明していただき、本当に心温まるひとときでした。ありがとうございます。今後も長くさまざまなジャンルを紹介していただけることを期待しています。
  • 銅という素材であのように作れることにビックリ!そして精密な出来栄えに感動しました。作者の方の優しさが作品に表れていてとてもかわいいです。飾る場所があればほしい!と思いました。
  • 鍛金というものを初めて知りました。とても丁寧に細部まで作られていてびっくりしました。ユーモアのある作品で、見ていると思わず笑顔になりました。先生が自分の作品を「この子達」と呼んでいるのが微笑ましかったです。とても素敵な作品に出会えて、今日は良い日になりました。
  • お話が分かりやすくて楽しかったです。仙台にも素敵な作家さんがいらっしゃるのですね。嬉しくなりました。

 

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