平成30年6月20日(水)10:30~12:00で、講師に雄勝石絵作家の齋藤玄昌實氏をお招きし、雄勝石の歴史から雄勝石の魅力と現状について詳しく教えていただきました。雄勝石絵は、石巻市雄勝町で産出される雄勝石に描かれた作品です。2億5千万年前に堆積された玄昌石は雄勝硯(すずり)や屋根材に使われていることで有名ですが、東日本大震災以降は津波の影響で多くの石が流出されてしまい、現在は大変貴重な原石となります。齋藤氏は、石を加工するのではなく、雄勝石の自然な石肌を活かして山や海、風景を描かれています。008

石絵作家になられる以前、グラフィックデザイナーとして活躍されていた齋藤氏が雄勝石と出会い、東日本大震災を経て現在に至るまでの経歴を伺うと、雄勝石に導かれ描かれていることを感じさせられます。常にアンテナを張り、ご自身のインスピレーションを信じてきっかけを逃さない感性。さらに運命に逆らうことなく行動に移される齋藤氏の石絵には力が溢れ、感銘を受けた方も多いようです。

ポスター用作品写真

今回の齋藤玄昌實 雄勝石絵展の開催にあたり、以下の通りご紹介をいただいております。

幾億年もの昔より何ら変わることなく、静かに呼吸しつづけてきた神秘的なこの黒い石は、石巻市雄勝町で産出される硯の原石です。2億5000万年前に推積された石の肌は見事なほどに自然の山紫水明を創り出してくれる、私はこの石に唯々描かされているにすぎない・・・と思っています。                     齋藤 玄昌實    

今回、初めて雄勝石絵について知ったという方もいらっしゃるかと思いますが、既に仙台駅や東京駅で齋藤氏の作品をご覧になられ、馴染みがある方も多いかもしれません。2012年には雄勝石絵教室実行委員会と共に、JR東京駅丸の内地下に巨大壁画永久保存「輝く」を設置されています。 こちらの作品は、 津波で流し出された雄勝石スレート108枚に、雄勝町の子どもたちが絵を描き、それを組み合わせて1枚の絵「輝く」を完成させたという貴重なエピソードも伺うことが出来ました。また2016年、JR仙台駅3階東北新幹線中央改札口にある復興への願いを描いた「漂泊の旅人…芭蕉」は、ニュースや新聞でも大きく取り上げられました。齋藤氏は雄勝石絵を通して、被災地の復興支援を続けていらっしゃいます。認定特定NPO法人JETOみやぎにもご協力くださり、被災された雄勝の町をはじめ、子どもたちの未来に目を向けられ活動をされています。

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恒例の軽食タイムには、弊社飲食事業部「一乃庵.」の洋食メニューをご賞味いただきました。

以下はアンケートに寄せられたお客様のこえです。

  • 雄勝石の事は知らなかったので大変勉強になりました。仙台駅と東京駅にある先生の作品を実際に見たくなりました。ありがとうございました。
  • 雄勝石絵って本当に美しいですね。上品で素晴らしいと改めて思いました。
  • 雄勝石の歴史の話も知れて深い話でした。東京駅の話も感動しました。先生がグラフィックデザイナーだったという事も興味深かったです。期待以上に興味深い話が聴けて良かったです。ありがとうございました。
  • 初めて参加しました。テレビのニュースで是非見てみたいと思っていましたので、参加でき大変うれしいです。石を見て絵を想像する、大変素晴らしいです。また機会がありましたら参加したいです。
  • 雄勝町に親類がおり、震災で亡くなりました。特別な想いで講座を伺いました。また、ずいぶん昔に硯工場を見学した当時の事も懐かしく思い出されました。とても素晴らしい内容の講座でした。ありがとうございました。
  • 雄勝の歴史やら、石への愛が感じられました。先生の作家としてのご活躍も嬉しかったです。
  • 雄勝石=硯石とばかり思っていましたが、この石が東京駅に利用されているとはびっくりでした。

 

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