2017年11月8日(水)10:00~12:00で「夏目漱石 資料からたどるその魅力」と題して、仙台文学館 学芸室長の赤間 亜生氏を講師にお招きし、お話しいただきました。
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夏目漱石の作品は、長年愛され読み継がれていることで有名です。 今年は生誕 150年と記念の年でもあり、改めて注目されています。本日は、作品についての解説だけではなく、生い立ちや家族との関係、またイギリス留学へのいきさつ等、経歴に沿って詳しく教えていただきました。漱石はその時の思いや感情をこまめに日記に残し ており、赤間氏からご紹介いただいたエピソードのひとつひとつに、その時々の漱石の心の揺れを想像しながら聞かせていただきました。奥様にあてた手紙や日常を綴った日記の内容には、思わずくすっと笑ってしまうような内容もあり、ますます作品に興味が湧いた方も多かったと思います。日記を読み解くことで、作品を読むだけではうかがい知れない漱石のもう一つの側面に触れることができました。036

また、仙台とのゆかりについても資料を使ってご説明をいただきました。漱石没後、漱石の自筆の日記や蔵書資料は「漱石文庫」として、東北大学付属図書館の貴重書庫に保管されています。東京で活動されていた漱石の蔵書が、昭和19年に東北に保管されるまでの経緯は、門下生であった小宮豊隆が、当時、東北大学付属図書館館長をされており、その小宮の尽力によるものであるそうです。それにより、東京大空襲の被害を避けることができ、現代も作品が読み継がれることが出来ていると教えていただきました。漱石文庫が東北 に存在することを初めて知り、身近に感じられた方も多かったようです。 偉大な文豪漱石の人となりを知ることができる、大変貴重で充実したセミナーとなりました。012

 

以下はアンケートに寄せられたお客様のこえです。

  • 夏目漱石の何を知っていたのでしょうか?本日の講話が、あまりにも新鮮で楽しく、彼の人となりが身近なものとなりました。テレビでも新発見がありましたが、本日の比ではありません。講師の熟知した知識と文献は、まだまだあろうと思います。ぜひ継続していただきたいテーマです。ありがとうございました。
  • 夏目漱石の人となりが良く解りました。今まで本人の事は全然知りませんでした。ただ、小説を読んでおりましたが、東北大学付属図書館に彼の著書がある事も知りませんでした。今日のお話は、スライドを見ながら大変勉強になりました。貴重な一日でした。
  • 夏目漱石の人となり、素顔の言葉を聞き、クスッとしてしまいました。また、生い立ち、奥様との関係などもノイローゼから来たものでしょうけど…、とても千円札の夏目漱石からは想像が出来ませんね。
  • 日記を通しての漱石の人間性がわかり、大変興味深く、拝聴致しました。
  • 知らない事がいっぱい、もっともっとお話が伺いたいですね。きっと、お話は尽きないのでしょう。また、懐かしく読み返してみたいと思います。
  • 夏目漱石の日記によって、人柄、私生活を少しでも知ることが出来、楽しくおかしくもあり、先生のお話に引き込まれ本当に楽しい講座でした。どうもありがとうございました。
  • 漱石のことがわかって本が読みたくなりました。

 

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