8月3日(水)午前(10:30~12:00)と午後(13:30~15:00)の2回、現在アートスペースで5日まで開催している宮城県指定無形文化財「千葉まつ江 正藍冷染展」の関連セミナーとして、元東北福祉大学教授の濱田 淑子先生を講師にお招きして正藍染について詳しく教えていただきました。
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当初は午前開催だけで企画しておりましたが、申込人数が大きく定員を上回ったため、“貴重な伝統技法を伝え支える”という観点から、午後も増設いたしました。講師の濱田先生も増設に快く応じてくださいました。
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濱田先生は、本日、竹と雀がデザインされた正藍染のお着物をお召しになっていらっしゃいました。とてもよくお似合いでした。
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参加されたお客様の中にも、千葉まつ江さんが染められた衣服を着用して来られた方が数名いらっしゃいました。ジャパンブルーと呼ばれる藍色は、年によって染め上がりの色も異なりますが、それぞれ似合った色を選ばれていると感じました。
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正藍染の染色法は、日本では室町時代(15世紀)に始まったとされる藍を自然発酵させる「蒅(すくも)法」で得られた色素を用いる建(たて)染で、人工的な加温を行わずに染めることから正藍冷染(しょうあいひやぞめ)と称されています。
大変貴重な染色技術は、栗原市栗駒の千葉家の女性によって受け継がれてきました。宮城県内で人間国宝に認定された方は、これまで3名いらっしゃいますが、その内のお一人が千葉あやのさん(千葉まつ江さんの先々代にあたる方)です。そのあやのさんの技法を忠実に継承されているのが千葉まつ江さんです。
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本日は千葉家の一年を追ったDVDも上映され、麻を育てて皮から繊維をとり、糸により合わせて生地を織って、さらに藍の種をまいて育てて染めるまでの一連の手仕事が紹介されました。その作業は通年で膨大な仕事量であることが分かりました。こうした貴重な藍染を継承していくためには、技法を受け継ぐことはもちろん大切ですが、作品を購入するという経済的な支援も重要であることがよく理解できました。

午前の軽食タイムには、弊社飲食事業部「一乃庵.」の和食膳メニューを、午後のティータイムにはデザートメニューをご賞味いただきました。

以下はアンケートに寄せられたお客様の声です。

<午前の部>

  • 正藍染の講話、DVDそして作品展との相互の関連でよく分かり、嬉しかったです。濱田先生のお着物姿ステキでした。
  • 千葉家の正藍染が大変な作業で作られていることが大変良く分かりました。ありがとうございました。
  • 初めてでしたけれど、テーブルの方々とも楽しい会話をしながらの食事も出来ました。また機会がありましたら参加したいと思います。
  • 何も知らない世界で大変興味深く聞きました。
  • ふるさと栗駒山の麓で受け継がれている「正藍染」。今さら乍ら勉強になりました。
  • 文化を引継ぎ伝えていくことは大変だなーと思いました。地域で支えていく必要があると思いました。作品が素晴らしいとは思うが、何分にも高価になるので、気軽に購入できないのが残念。せめて小物でも買いたい。
  • 格調高い講話で満足しました。
  • セミナー参加初めてでした。手間のかかる藍染のお話を聞く事ができ、とても良い時間を過ごさせていただきました。濱田先生、ライフスタイル・コンシェルジュスタッフの皆様、本日はありがとうございました。
  • <午後の部>

  • 伝統文化・手仕事の保存、文化財の維持のご苦労と大切さに気付きました。
  • 地元にいながら詳しく知らず勉強になりました。支援の大切さも感じました。
  • 一度聞いてみたかった正藍染の話。濱田先生が丁寧にお話くださったためとても満足でした。ありがとうございました。
  • 初めてのお話で感激しました。非常に興味を持ちました。
  • 後世に伝えていただきたいと思います。無くなってしまうのは一時です。伝え続けることの難しさ、他にもたくさんあると思います。
  • 千葉まつ江さんのDVDを感動して拝見しました。母と同年代と思えぬ作業をしている姿に、本当に人間国宝に認定してほしいと切に思っております。濱田先生、とても分かりやすいお話をありがとうございました。
  • こんな大切な伝統文化が宮城県にあることを誇りに思います。以前にハンカチではありますが購入いたしました。「藍」は身に付けるとホッといたします。いつまでも続くことを祈っております。
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