4月20日(水)13:30~15:00で、現在アートスペースに作品を展示させていただいている“陶”造形作家の大江文彦氏を講師に、大江氏が陶芸に関わるようになったきっかけから現在まで、宮城県内・東北・全国の作家、人間国宝までの人々との出会い、そして陶芸国際交流(日本、中国、韓国、台湾)親善大使の経験等についてお話いただきました。
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大江氏は、ある陶芸家の先生から「作ってみたら」と粘土を渡されたことがきっかけで陶芸の世界に入られたそうです。その際に「特定の先生に習わない方がよい」とのアドバイスがあったお陰で、独創的な作品を作ることができるようになったという説明がございました。
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作品作りに大切なことは「感じる力」で、それを弓を引くことに例えて説明がございました。弓を引く力が大きければ、矢が飛ぶ(出る)力が大きくなる、逆に引きが弱ければ出る力は弱くなる、自分の中にあるイメージを感じとって、表現力としてどれだけ出せるかが重要であるとおっしゃっておりました。そのためには、様々な作家の方々との交流や勉強会が極めて重要であり、時に厳しい批評を受けながらも、自身の作品を発表していくことが、様々な技術の習得にもつながるということでした。それぞれの失敗談や、その作品を作るに至った発想のお話からは、学ぶことが多いそうです。

中国に陶芸国際交流の親善大使で訪れた際の、現地での作品作りが日本とあまりにも異なることに驚いたお話なども、ユーモアを交えながらお話くださいました。中国では、ほとんど乾かない状態でも窯に入れてしまったり、大きな作品をガスバーナーで乾燥させながら作ることもあるそうです。日本では考えられないということでした。

作品の画像を多く見せていただきましたので、時間の経過とともに作品が進化していく様子もよく理解することができました。セミナー後には、作品を覗いたり、後ろからの姿を見たりと、様々な方向から作品をゆっくり鑑賞されるお客様の姿がございました。

午後のセミナーでしたので、弊社飲食事業部「一乃庵.」のデザートプレートをコーヒーとともにお召し上がりいただきました。

以下はアンケートに寄せられたお客様の声です。

  • 作家の歴史が分かった。話が分かりやすい。写真がたくさんあって分かりやすかった。感じる力を出せるかどうかは、たくさんの要素(能力)が必要と思う。大江先生は基礎を学んでいないながらも、都度多くのことを学んでいて、それをアウトプットしているのだろう。
  • 私にも分かりやすく、惹きつけてくださるお話の仕方で、本当に感動しながら聞かせていただきました。
  • 「表現力」というタイトルにひかれて参加しました。大江先生はお話が上手でついつい聞き入りました。素晴らしいセミナーで、これからは陶芸を見る眼が違ってくると思います。
  • 2015年河北工芸展で見せていただいた作品(河北賞受賞)にまた出合えたことに感激でした。ファンになりました。感じる力の大切な事がよく分かりました。
  • 創・想・作品・作家と色々な話を興味深く聞くことができました。作品作りは人の生き方にも共通するように思います。
  • 楽しく作品を作り出しているという先生の物づくりへの思いが、胸を打ちました。悔いなく生きてゆきたいと思いました。

 

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