5月14日(水)10:30~12:00でアートスペース企画展「続く物語-仙台・工藝指導所の足跡-」の関連セミナー第二弾として、「トップデザイナーたちとの対話 ~天童木工が受け継いできたもの~」を開催いたしました。
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講師には、元天童木工の開発部長でありデザイナーである菅澤 光政氏をお招きし、天童木工の誕生秘話から、美しい曲線を生み出す成形合板技術の開発過程や剣持勇氏や柳宗理氏といったトップデザイナーとのやり取りについて詳しく教えていただきました。
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日本を代表する家具メーカーである天童木工様は、戦時中に木製の弾薬箱づくりから始まったという歴史があり、当時は木製飛行機等も作られていたそうです。木を曲げたり(曲木)、プレス成形して加熱硬化する(成形合板)技術に加えて、デザイン性の指導を工藝指導所から受けたことが、様々なものに成形合板が応用される基盤となっているとのことでした。その後、スポーツ用品(テニスラケット等)、楽器(ピアノや弦楽器)、車の内装などにも応用されています。1960~70年代は、新しい公共施設用の家具によって成形合板の需要が飛躍的に伸びたことも紹介されました。図書館の書棚などが例として挙げられました。需要に伴って技術が進歩しただけでなく、剣持勇氏や柳宗理氏によるデザイン開発も功を奏したことが画像と共に紹介されました。
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ミニチュアの家具や成形合板の原料となる板なども用いながら説明してくださったこと、また、菅澤氏しか知りえない裏話などを盛り込んでお話しくださったため、時間をあっという間に感じた方が多かったようです。 今回のセミナーには、いつもより男性のお客様に多くご参加いただきました。

恒例の軽食タイムは、弊社飲食事業部「一乃庵.」によるサンドイッチプレートをご賞味いただきました。本日は気温が高かったため、デザートのゼリーが大変喜ばれました。

以下はアンケートに寄せられた参加者の声です。

  • 歴史(背後にあるもの)が良く分かりました。もっと若い世代に聞いて欲しいと思いました。
  • 世界に誇る天童木工の変遷を知ることができ、また、菅澤先生の説明が分かりやすく良かった。
  • とても分かりやすく丁寧に説明されて、天童木工が手近に感じられました。というのは、お高くて手の出ないものと思っていましたから・・・。
  • 剣持さんがデザイナーとしてものづくりに責任を持ってデザインしていたこと、メーカーもデザイナーもともにリスクを負うべきという考え方だったことを知り、素晴らしいデザイナーだったのだなと感銘を受けました。
  • デザインや家具、建築等に興味がありましたので勉強になりました。 ありがとうございました。
  • 今回の企画はとても素晴らしいと思います。本物のお話を聞けてとても良かったです。
  • 当時のデザイナーとのやり取りやメーカーとしてのご苦労等、なかなか聞けない貴重な話を伺うことができました。ありがとうございます。

 

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